胃がんからの肝臓転移。
私の父65才が今年の3月に胃癌が見つかり胃の全摘出手術をしました。そのときほかへの転移は見られず、再発防止のために抗がん剤治療(TS1)をしてきました。毎回の定期検査の血液検査では肝臓の数値が悪かったのですが…
手術からだいたい9ヶ月経った今日CT検査の結果が出て肝臓に転移が見つかりました。3センチだそうです。
知り合いに、大腸がんから肝臓転移して、肝臓のがんを二度目の手術で取りのぞき、今元気に暮らしてます。
私の父の場合、手術はしないほうがいいと医師に言われました。これから強い抗がん剤を投与していくそうです…
やはり、大腸がんの転移とは違うものでしょうか?
やはり病状はあまりよくない状態なのでしょうか。
心中お察しします。
手術時に転移がなく9ヶ月で肝臓に3センチの転移が見つかったとの事ですが、かなり進行の速い癌であると言えると思います。
通常癌細胞は100日で倍になると言われています。したがって3センチ大に成長するにはかなりの時間が必要になります。
そこで考えられるのは予後不良因子の存在です。ここで言う予後不良因子とは、なんらかの抗体を発現している可能性が大きいということと、かなりタチの悪い癌であるという事です。
考えられる抗体としましては、ハーツー若しくはEGFレセプターです。
現在ハーツーに対しての抗体医薬品はハーセプチンがありますが、乳がんには適応となっていますが、その他には適応になっていません。しかしながら乳がんでハーツーを発現している割合は30%程度で食道癌では60%にもなります。
抗体医薬品は従来の抗がん剤と違い単体では効果はありませんが、他の殺細胞性の抗がん剤等と併用する事によりかなりの効果が期待できます。
しかしながら今回は胃がんなので保健適応で使用する事はできません。
また抗がん剤もTS1を使用して転移が見つかったと言った点からして、他の抗がん剤になるのは必然です。なぜならTS1が効かないから転移し増殖したと考えるのが一般的だからです。
おそらくシスプラチン+タキソール系の抗がん剤だと考えられます。
もちろん大腸がんからの転移とは違いますし、病状的にも良いとは言えません。
金銭的な事を無視して書かせていただきますが、おそらく癌は全身に拡がっていると考えたほうが良いかと思います。
その場合抗がん剤治療だけでは対処できるとは思えません。
癌はコロコロと変異し性質を変えますので、抗がん剤も最初は効果があってもしばらくすると耐性を持った癌細胞が増殖をしたり、耐性を持っている癌細胞のみが残りまた増殖をするといった感じになります。
したがって、抗がん剤治療プラスビタミンC点滴療法や免疫細胞療法などを併用されると良いと思います。
免疫細胞療法であれば抗体医薬品との相性が良いNK細胞療法が最善だと思います。
ただし私が調べた限りでは、ANK免疫細胞療法(リンパ球バンク)が一番理にかなっており、また30cc程度の血液を採取しNK細胞療法を行っている他のNK細胞療法よりまさっている事は確かだと思います。
なぜなら他のNK療法などは2週間程度の培養で身体に点滴戻しをしますが、理論的に細胞分裂などに必要な時間から考えると2週間では殆どがT細胞で肝心なNK細胞はそれほど増えていないという事になるからです。
抗体検査を行いそれに合った抗体医薬品を使い(全て自費です)尚且つ抗がん剤治療を行えばまだ望みは十分にあると思います。
参考までに http://www.nileport.com/products/details/1293/1.html?id=1293
お大事になさってください。
>大腸がんの転移とは違うものでしょうか?
大腸癌の肝転移は条件さえ満たせば手術で転移巣を切除する、というのは大腸癌治療ガイドラインにも載ってるほどスタンダードな治療ですが、一方胃癌の場合は肝転移がある時点で腹膜やリンパ節にも癌が転移していることも多く、また転移巣を切除しても大腸癌ほど生存期間の延長に寄与しないのです。もちろん胃癌肝転移を手術する場合もあるのですが、それはその病院の治療方針にもよるところも大きいと考えます。一般的には抗癌剤治療になると思います。
>病状はあまりよくない状態なのでしょうか。
癌が転移しているわけですから良い状態とはいえません。今後他の部位にも転移が出てくる可能性も高まります。
といっても抗癌剤治療が奏功して転移巣が消失する場合も非常に少ないながらありますし、そうでなくても治療によって生存期間の延長は期待できます。
詳細は担当医と十分相談の上で治療を進めてください。
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